夏場のこむら返りについて
こんにちは!赤羽式整体院です。
とても暑かった8月も終わりましたね。
帰省や旅行を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか^^
今年の9月上旬は厳しい残暑になりそうですが、引き続きこまめに水分を摂取していきましょう!
この頃、「最近よく夜にふくらはぎをつります」と言う患者様が多くなり、「なぜ夏場はふくらはぎがつりやすくなるのですか?」と聞かれたりします。
そこで第5回の記事は「夏場のこむら返り」について書かせていただきます。
ぜひご覧くださいませ。
こむら返りとは
「こむら」とはふくらはぎのことを指し、ふくらはぎの筋肉が異常に収縮して、痙攣を起こすことを言います。
ふくらはぎの筋肉は過剰に縮んだり、伸びたりしてしまうと痛めやすくなります。それを防ぐために、筋肉が縮みすぎるのを防いでくれる「腱紡錘(けんぼうすい)」と、筋肉が伸びすぎるのを防いでくれる「筋紡錘(きんぼうすい)」というセンサーの役割を果たす2つの器官が備わっています。
そのうち腱紡錘の機能が低下すると、筋肉が異常に収縮して、痙攣を引き起こしてしまいます。これがこむら返りの正体です。
運動中や就寝中に起こることが多く、なぜここまで痛みが強く出るのかは、未だに不明とのことです。
なぜ夏場にこむら返りが多いのか
こむら返りが起こるのは、先ほどお伝えした通り「腱紡錘の機能低下」が原因になります。
夏場に腱紡錘の低下に影響を与えてしまう原因を大きく2つにまとめました。
・就寝中のエアコンの冷房により筋肉が冷えて、血流が悪くなり、腱紡錘の機能が低下する
・エアコンの冷房をつけていても就寝中は汗を多くかくため、脱水症状やイオンバランスの乱れ(マグネシウム不足)が起き、腱紡錘の機能が低下する
上記2点が同時に起きるため、夏場のこむら返りが多いと言われています。
こむら返りの予防
こむら返りの予防にはミネラルの摂取が欠かせません。特にマグネシウム・カルシウム・カリウムが含まれる食品を夏場に意識的に摂取すると、予防効果が高まります。
一番大切なマグネシウムは、ヒジキ・アオサ・ワカメなどの海藻類やナッツ類に多く含まれています。
カルシウムは豆腐やチーズなどの乳製品、ししゃもなどの骨ごと食べられる魚に多く含まれます。
カリウムは長芋、バナナやキウイなどの果物に豊富です。
さらに就寝中の脱水を防ぐため、寝る前にコップ一杯のお水を補給し、ふくらはぎのストレッチを行うことをオススメします。
それでもこむら返りが続く場合
一定期間こむら返りが頻繁に起きると、普段からつりやすくなってしまい、ふくらはぎの筋肉が萎縮してしまいます。
そして、痛みで夜間目覚めてしまうため睡眠不足に陥ります。ふくらはぎが悪くなれば姿勢や血液循環に影響が出るため、不眠症・腰痛・肩こり・膝痛・変形性膝関節症・股関節痛・変形性股関節症・坐骨神経痛につながりやすくなります。
食事改善や運動を一定期間行っても、なかなかこむら返りの頻度が減らない場合は、当院の筋膜整体・神経整体により改善する可能性が大きくありますので、ご相談ください!