肩の痛みでよく聞く 腱板損傷 とは?

腱板損傷

こんにちは!赤羽式整体院です。

 

夏が終わり、急に肌寒い日が出てきましたね。

もうあっという間に冬へと近づいている感じがします!

寒暖差により、体調が崩れやすい時期ですので、皆様くれぐれもお気をつけくださいませ。

 

さて、今回は今年初めてのブログになります!

私は日々、様々な疾患の勉強をしておりますが、いろいろ調べていく中で、「改めてこれは皆様に知ってほしいな」と思った疾患がございます。

それは「腱板損傷」という疾患です!

 

腱板損傷を患っている方は、全国に推定600万人いると言われています!

これからどんどん増えていくとも言われている疾患で、こちらをまとめてみましたので、是非ご覧くださいませ!

 

腱板損傷とは

まず「腱板」とは上腕骨と肩甲骨を繋ぎ、肩関節を安定させる4つの筋肉のことを言います(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)この4つの筋肉の腱達が板のように広がって上腕骨にびっしりと付着しているので、「腱板」と総称されています。

 

腱板は骨と骨の小さな隙間を走行している為、日々の繰り返し動作や加齢により、腱がすり減っていくパターンと、重いものを持った時・転倒・電車の吊り革を持った状態で急ブレーキがかかった時の衝撃などで一気に損傷するパターンの2つがあり、前者のような日々の生活の蓄積でなる慢性型が多い傾向にあります。

 

腱板損傷よりも症状が重いものは、腱が完全に断裂された状態の「腱板断裂」というものになります。
こちらは状態によっては、手術が適応となります。

 

腱板損傷・腱板断裂は、50代以降から発症することが多く、60代が最も多いと言われおり、特に男性の利き手に多いです。

 

腱板損傷はどういった症状なのか?

  • □肩の深い位置に重い痛みを感じる。
  • □寝ている時の激しい痛み(特に損傷した方を下にした時)
  • □衣服の着脱・髪を洗うのが痛くてできなくなる。
  • □繰り返しの動作をしていると、肩がだるくて力が入り辛くなる

 

皆様どうでしょうか?当てはまるものはありますか?

症状一覧を見る限り、日常生活にだいぶ支障がある疾患だとわかっていただけると思います!

 

四十肩と腱板損傷の違い

四十肩も同じ肩の痛みの病気として代表的なものなので、一般の整形外科でも腱板損傷を四十肩と間違えてしまうことは、少なくないそうです。

 

また、自己判断で四十肩と思っている方の中には高い割合で腱板損傷が含まれていると考えられます。

 

腱板損傷かどうかは、レントゲンでは正確にわからない為、MRIかエコーで診断できます。

昨今、腱板損傷になる方が多くなってきていると言われていますが、それは画像診断の精度が上がり、昔よりも四十肩との鑑別が可能になったというのも理由の一つだそうです。

腱板損傷は四十肩に比べ、比較的動かしやすく、他の人に動かしてもらっても四十肩は腕が上がらないですが、腱板損傷は他の人の手助けで腕が上がるというのが代表的な見分け方になります。

 

他にも、四十肩の初期は腱板損傷と同じく、夜間痛(夜中に肩が痛くて寝れない、途中で起きてしまう)があるのですが、腱板損傷の方がより激痛であったり、肩を動かすと「ジョリジョリ」と音が鳴るということもあります。

確かに比べてみると、症状の違いはありますが、基本的に自己判断では判別が難しそうなので、病院での検査がとても大切になりますね!

 

腱板損傷でも痛くない人もいる?

腱板損傷

序盤に述べた通り、腱板損傷を患っている方は、推定600万人いると言われているそうですが、皆様のご家族・ご友人・お知り合いで、この数に比べてそこまで腱板損傷のような症状を訴えている人は見かけたりしないのではないでしょうか?

 

腱板は4つの筋肉で構成されている為、実はどれか1つが損傷されていても、他の3つの筋肉が補ってくれますので、腱板損傷があっても、6割の人は痛みがないと報告されています!

そして、腱板損傷で痛みのある人には特徴があります!

痛みのある人には「もやもや血管」の増加が確認されています!

もやもや血管とは炎症や損傷によってできてしまう、新しく作られた異常な血管のことです。

 

人間の身体は「血管と神経が一緒になって作られる法則」があります。つまり新しい血管が増えているところには、新しい神経も一緒になって増え、この余計に増えた神経から痛み信号が脳に送られると言われています。

 

本来はこの新しく増えてしまった血管・神経は自然と消滅していくのですが、40代以降になると、減少の経過が乏しくなってしまうそうです。

ですので、痛みが治まらない方は、このモヤモヤ血管がなかかな消滅できない状態の人が多いんですね!

 

当院の腱板損傷に対する施術の考え方

施術風景

上記のような事例の報告も踏まえ、当院での腱板損傷に対する施術の考えは、モヤモヤ血管を減少できるよう、体液の循環を良くして、「本来人間の持っている自分で治す力(自然治癒力)を高めるような」施術も組み込んでおります。

 

他にも、頭部・肩甲骨などを正常な位置に戻し、肩周りの萎縮した筋を細かく一つ一つ丁寧に触診してしっかり緩め、痛みのある局所には特殊なステンレスのカッサ様の器具を用いた軟部組織モビライゼーションをします!

そうすることで腱板損傷の悪化の阻止・痛みの緩和につながっていきます!

 

肩の痛みを我慢して放っておくと、損傷部位が悪化して、四十肩へ移行してしまう方々も多くいらっしゃいます。
また、痛みをかばいながら日常生活動作をすることで、姿勢が崩れて別の筋肉・関節が代償して動くことになり、首痛・腰痛・四十肩・五十肩・腱鞘炎・テニス肘・ばね指なども引き起こしてしまいますので、気になる方はお早めに当院までご連絡くださいませ!

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